独断と偏見で選ぶジャニヲタに読んでほしい本3選
DEAR.ツアー35公演、お疲れ様でした記事を書こうとしたら
思いが募りすぎてキスが長くなってしまう裕翔くん*1と一緒で
思いが募りすぎて文章が長くなってしまうので
お蔵入りしています。
思いが煮詰まったら遊んでもいいんじゃないか?
/
い~ですよ~~!!!!!
\
ずっと書きたかったこと書きます。
読書が好きです。
漫画よりアニメより、読書が好き~~と育った私が一般人とひとつ違うところがあるとすると、「アイドルヲタク」がベースにあるということ。
本を読む時にジャニヲタの自分を当てはめて読んでいる瞬間があって、いつかこの感覚を誰かと共有したいなとずっと思っていました。
「ジャニヲタとして読む」という言葉の本意は、「アイドルヲタクの自分を投影して文章を読み解く」ということ。
いや、ごちゃごちゃ説明するのは面倒だから…
とにかく、アイドルヲタクにこそ読んでほしい本を、独断と偏見で選定しましたので
ざっくり記しておきます。
1.萌え萌えジャパン 2兆円市場の萌える構造
著:堀田 純司
タイトルに引く層がいるのかもしれない。
ジャニヲタなら、
「私はヲタクじゃなくて、担当が好きなだけなの」っていう主張もあると思う。
しかし、1回黙ってこの本を読んでほしい。
アイドルの章だけでも読んでほしい。
驚くほど真面目に淡々と簡潔に事実しか述べずにヲタク文化をズバズバ切っていく様。
ヲタク文化について分かりやすく説明している文献ってなかなかないんです。
というのも私がこの本に出会ったのは、某アイドルへのリア恋を拗らせていた大学時代。
どうにも苦しくて湧き上がってくる気持ちを処理出来なくなった私は、原理に立ち戻り、
「なぜ私はアイドルが好きなのか」
という研究を始めた時期がありました。
私は、アニメも見ないし漫画も読まないし、アイドル以外のヲタク要素は何一つ経験していない人種だけど、アイドルに抱いてるもやもやした気持ちがすっきり頭の中で整理することが出来た。「アイドルが好き」って実はこんな心理構造なんですよ、と教えてくれる恩人的本です。
是非、ご一読を。
2.武道館
著:朝井 リョウ
昨年ドラマ化もされた朝井リョウ氏の有名どころ。
twitterでも何度か呟いた気がします。
武道館公演を目標に頑張るアイドルグループのメンバーを通して、アイドルのリアルを生々しく描いた話です。
ストーリーの面白さもさることながら、ジャニヲタならば是非トライしてほしい読み方は、
「"担当が主人公"である」と仮定して読み進めてほしいということ。
本当にありそう。もしかしたら裏側ってこうかもしれない。そんな気持ちでずんずん進めちゃう。
とりわけアイドルの恋に関するパートは胸を打つ表現がたくさん出てきて必ず涙してしまうシーンもあります。
こちらはファンとアイドルの関係性というよりはとにかくアイドル目線。
アイドル側から見た世界ってどうなんだろう。
アイドルも一人の人間なんだと、気付かせてくれるので担当を好きになりすぎ拗らせた時のクールダウンにもよく用いています。
朝井リョウさん、いつもありがとうございます(笑)
普段本を読まない人でもすぐ読めるくらいわかりやすく軽快な文章です。
是非、ご一読を。
3.恋愛中毒
著:山本 文緒
アイドルは関係ありません。
ただただ狂気な恋愛小説。ホラーに近い恋愛小説。
映像化したら確実にR指定なので、苦手な方は引き返して下さい。
初めてこの小説を読んだ時、「ジャニヲタに読んでほしい!!!!!」と強烈に思った1冊でもあります。
「愛しすぎないように…」
というキャッチコピーにまんまと惹かれて足を踏み入れてしまったが最後、ラストまで一気に読まずにはいられなかった。
「共感」出来る人はほとんどいないと思うけど(かく言う私も共感は出来ない)
端々を「理解」出来る人は少なからずいると思う。
この小説の"愛す"という概念をふわっと理解できるジャニヲタとがっちり握手して
夜通し飲み明かしたいと思ったのでこの記事をかいているくらい。
普通の人間が人を愛しすぎてリミッターが外れた時、どうなってしまうのか。
平凡に潜む狂気。特別ではない"好き"という気持ちって怖いなあと思います。
是非、ご一読を。
3つセレクトしましたが、本当は紹介したい本がもっとたくさんあって、
ジャニヲタ様に読んで頂いて語り合いたい本がたくさんあって、
色々読んだ上でアイドルを見ると今までとはまた違った味わいがあるので、アイドルは奥が深いし、止められない媚薬みたいなものだなあと何度でも頭を抱えます。
読書の参考になれば幸いです。
*1:11月発売シネマシネマ他映画誌参照